【中学受験でも最優先】“睡眠時間8時間”を死守するわが家の勉強方針とは?

中学受験

中学受験を意識し始めると、「もっと勉強しなきゃ」「宿題が終わらない」と焦る気持ちが親にも子どもにも出てきます。特に塾に通うようになると、平日の夜がどんどん忙しくなり、ついつい夜更かししてしまう家庭も多いのではないでしょうか。

でも、わが家には一貫した方針があります。

「睡眠時間は最低8時間、絶対に削らない」

勉強も大事。でも、それ以上に大切なのが「眠ること」だと考えています。


塾から帰ったらすぐに夜遅くまで勉強?わが家ではNGです

多くのご家庭では、塾が終わって帰宅するのが21時近くになる日もあるでしょう。そこから夕食、お風呂、宿題……。気づけば23時をまわっていた、という話もよく聞きます。

しかし、わが家ではそういった“深夜勉強ルーティン”はしません。

どんなに課題があっても、夜10時就寝を目標に行動します。

理由は明確です。


睡眠は記憶を定着させるために必要不可欠

脳の仕組みを考えると、夜更かししてまで勉強するのは非効率の極みです。

睡眠には、昼間に得た情報を整理して長期記憶として定着させる役割があります。
つまり、睡眠がしっかり取れていないと、せっかく勉強しても脳に定着しない。

特に記憶を必要とする中学受験の社会・理科・語彙などは、勉強した直後に睡眠を取ることで効率的に覚えることができます。

夜遅くまで頑張っているのに、翌日になると「覚えてない…」という事態になると本末転倒。勉強時間は確保できたようで、実は脳が使える状態になっていないのです。


睡眠時間を削らなければ終わらない宿題はやらない

これはわが家の絶対方針です。

塾の宿題は、全てを完璧にやろうとするとキリがありません。
特に中学受験塾は、「教材が多い=保護者の安心材料」でもあるため、あえて多めに出してくるところもあります。

だからといって、全部やろうとして睡眠時間を削るのは本末転倒。

わが家では、こう考えます。

「塾の宿題は全部やるものじゃない。優先順位をつけるのが親の仕事。」


わが家の具体的な“勉強の取捨選択”

うちでは、以下のような方針で宿題を絞っています。

  1. その日の授業で扱った内容の解き直しは最優先
     →記憶が新しいうちにやることで定着が高まる
  2. 家庭でやらなくても授業内で十分に理解できた単元はカット
     →無理に繰り返すより、別の弱点を補う方が効果的
  3. 類題・応用問題の演習は朝カツや休日にまわす
     →塾のある日の夜勉強は無理しない。解き直しのみにする。
  4. テキストは全部やらなくてOK。選んでやるのが当たり前
     →手を付けないページがあっても気にしない!

親が管理して、子どもにやらせるのではなく、親が判断して“やらせない”選択をすることも大事だと考えています。


「先生に怒られたらどうするの?」→親が守ります

「塾の先生に提出していないことで怒られたらどうしよう…」
子どもは素直なので、こういう不安を口にすることもあります。

でも、そこで言ってあげます。

「先生に怒られたら、お父さんが説明してあげるから大丈夫。」

実際に怒られることなんてほとんどありません。塾の先生も、わかっています。
家庭の状況、子どもの体力、睡眠の重要性。無理してでもやってこい!なんてことはそうそう言われません。

むしろ、「やらない理由」が明確であれば、プロの先生ほど柔軟に対応してくれるものです。


夜の勉強時間を朝にシフト。“朝カツ”との合わせ技

わが家では「夜遅くまでやらない」代わりに、朝に勉強する“朝カツ”習慣があります。

これが非常に相性がいい。

塾から帰宅して21時半。そこからお風呂に入って歯磨きして、10時には就寝。
翌朝6時に起きれば、勉強にあてられる時間がたっぷりあります。

朝は静かで頭もスッキリしている。
集中力も高く、質のいい時間が確保できます。


睡眠は体調だけでなく、学力にも直結している

中学受験を目指す小学生は、体も心もまだまだ成長過程。

夜遅くまでの学習は、免疫力の低下やメンタルの不安定さにもつながりやすく、悪循環になりかねません。

毎日8時間睡眠を確保することで、

  • 朝すっきり目覚める
  • 学校で眠くならない
  • 勉強に集中できる
  • 感情の波が少ない
  • 体調を崩しにくい

など、多くの好循環が生まれます。


結局「質」がすべて。無理な量より、効率よく身に付く工夫を

周囲がどれだけ勉強していても、睡眠を削ってまで真似をする必要はありません。

その家庭、その子に合ったペースで、必要な部分をしっかり理解する“質重視”の学習を続けることで、最終的には一番強くなれます。


まとめ:睡眠は削るものではなく、守るべき学力の土台

わが家が掲げる学習方針は、とてもシンプルです。

「睡眠時間8時間死守」

それだけでも、子どもの体と頭が元気でいられる。

塾の課題はすべてやらなくてOK。取捨選択するのが親の仕事。

そのかわり、朝カツで地道にコツコツ進めていく。
これが、長く続く受験勉強の中で、息切れせずに走りきるためのコツだと思っています。

夜更かししても結果につながらない。
睡眠は、最強の“見えない勉強”です。

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