小学生の生活でよく話題になるのが「出席率」。体調不良や家庭の都合で休むことは誰にでもありますが、わが家の子どもはほとんど学校を休んだことがありません。さらに、習い事も含めて「行かない」という選択をした記憶がほぼないのです。
よく考えてみると、この性格は親からの影響が大きいかもしれません。実は私自身も、会社員生活の中で有給休暇をほとんど使わないタイプ。会社からは「もっと休みを取りましょう」と促されるほどです。妻もまた、学校行事や仕事に欠席することがほぼなく、責任感が強い性格です。
今回は、そんな「休まない子」に育った背景と、そこから見えてくる家庭の影響、そしてメリットと注意点について、父親目線でまとめます。
休まない子の特徴
わが子は、小学校に入学してから今まで、欠席日数が極めて少ないです。朝起きて「行きたくない」と言ったこともほぼありません。もちろん体調が悪い日もありますが、「今日は休んだほうがいいのでは?」と親が言っても、「大丈夫だから行く」と返ってきます。
同じことが習い事にも言えます。水泳や陸上、そろばんなど、習ってきたものはすべて、よほどの事情がない限り休みませんでした。雨が降ろうが寒かろうが、「今日はやめておこう」という発想がないのです。
親の性格との共通点
私自身、会社勤めをしている中で、仕事を休むことに強い抵抗があります。有給休暇が制度としてあることは理解していますが、どうしても「休むと迷惑をかけるのでは」という思いが先立ち、結果的に長期休暇もあまり取りません。
妻も似たような性格で、学校行事や地域の役割、仕事でも、体調不良以外で休むことはほぼありません。多少の不調があっても、やりきってしまうタイプです。
こうした「休まない」「やりきる」姿勢が、家庭の中で自然と子どもに伝わっているのだと思います。
「行くこと」が当たり前の家庭環境
家庭によっては、「少し体調が悪ければ無理せず休む」という方針をとるところもあります。それも一つの考え方ですが、わが家では逆で、「よほどのことがない限り休まない」が暗黙のルールのようになっています。
そのため、子どもにとって学校や習い事に行くことは「特別な選択」ではなく「当たり前の日常」。これが、結果的に高い出席率につながっているのだと思います。
出席率の高さがもたらすメリット
- 学習や練習の遅れが少ない
授業や練習を休まないため、内容の理解や技術の習得に遅れが出ません。特に習い事では、休むとその回の内容が飛んでしまうため、復習が必要になりますが、その負担がありません。 - 責任感が育つ
「自分が行かないと…」という意識が芽生えます。特に団体活動では、自分の欠席が全体に影響することを理解しているようです。 - 体調管理の意識が高まる
行きたい気持ちが強い分、日ごろから体調に気をつける習慣が自然と身についています。
注意したいこと
ただし、「休まない」ことが必ずしも正解とは限りません。無理をして体調を悪化させたり、精神的に疲れてしまうリスクもあります。
親としては「休む勇気」も大事だということを、必要なタイミングで伝えるようにしています。特に受験勉強や部活動など、負荷が高まる時期には、休養を取ることも成長の一部です。
休まない姿勢と中学受験
わが家では中学受験を視野に入れていますが、この「継続して通う習慣」は受験勉強でも大きな強みになります。塾に安定して通い続けることができる子は、授業の流れやペースを崩しにくく、学習効率が高いです。
また、長期的な努力を積み重ねる習慣が身についているため、受験のようなマラソン型の挑戦にも向いています。
親として感じること
正直なところ、私も妻も「休まない性格」が必ずしも楽だとは思っていません。ときには「もう少し休んでもいいのに」と思うこともあります。しかし、この姿勢があったからこそ、子どもは学校や習い事で大きく成長してきたと感じます。
親の背中を見て育った結果、同じように責任感と継続力を持つ子に育ってくれたことは、嬉しい限りです。
まとめ|休まないことは一つの才能
学校や習い事を休まないというのは、単なる出席率の話ではありません。それは責任感・継続力・体調管理能力など、多くの力の表れです。そして、その習慣は家庭の価値観や親の姿勢から大きく影響を受けます。
もちろん、無理をしすぎないバランスも大事ですが、「行くことを当たり前とする習慣」は、子どもの将来において大きな武器になります。これからも、この良い習慣を大切にしながら、必要なときには休む柔軟さも身につけさせたいと考えています。
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