こんにちは!
今回は、普段の家庭でできる親子コミュニケーションの中でも、私がとても大事だと思っている「親子で同じゲームをやる」というお話をしていきます。
◆ 子どもがはまっているゲームを大人も一緒にやる意味
「ゲームなんて子どもの時間のムダ」
「どうせ勉強の邪魔になるだけ」
親なら誰もが一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか。
でも、私は声を大にして言いたい。
ゲームは親子の最高のコミュニケーションツールになる!
そして、ただ一緒に遊ぶだけでなく、子どもから親に教える時間を作ることが、
子どもにとって大きな自信や学びの土台になります。
◆ うちの親子の場合:同じゲームを一緒にプレイ
実際に我が家では、子どもがハマっているゲームを私も一緒にプレイしています。
最初は子どもの話についていくために少しやってみよう、くらいの気持ちでした。
でもやってみると、大人の私ではなかなかクリアできない謎解きや隠しステージを、
子どもが当然のように攻略していて、びっくりすることが何度もあります。
◆ 子どもが親に教えてくれる貴重な時間
「お父さん(お母さん)そこ違うよ」
「ここはこうやって進めるんだよ」
「このボスはこう倒すんだよ」
こうして子どもが自分の言葉で親に教えてくれる時間。
これって、本当にすごいことだと思います。
普段は親から一方的に「こうしなさい」「これはこうだよ」と言われるばかりの子どもが、
自分の知識で大人をリードできる。
この「教える」という体験は、子どもの自己肯定感に直結します。
◆ 教えること=理解している証拠
当たり前のことですが、何かを人に説明できるというのは、
その内容をしっかり理解している証拠です。
「なんでそんなこと知ってるの?」
「え、そこまで考えてたの!?」
親が心から驚くことで、子どもは「自分はちゃんと考えているんだ」と実感します。
◆ 親子で同じ目線に立つ経験は信頼を深める
いつも親が上から教えてばかりでは、どうしても子どもとの間に上下関係ができます。
もちろん親として「指導する」「叱る」場面は必要です。
でも、家の中の全てで親が上にいる必要はありません。
むしろ、子どもの得意分野では親が素直に教わる。
「わからないから教えて」
「どうやってやるの?」
と、親が学ぶ姿勢を見せること。
これだけで、子どもとの距離感はぐっと近くなります。
◆ 子どもが自然に説明力を伸ばせる
ゲームを通して親に攻略を説明してもらうと、
子どもは自然と「どう言えば伝わるか」を考えます。
「まずここを押して、次にこっちを向いて…」
「ここの敵はこうだから、この武器が必要なんだよ」
大人に説明するためには、頭の中で順序を整理して、必要な情報を言葉にする必要があります。
これはまさに、学校の勉強で必要とされる「説明力」「論理的思考力」を養う最高の練習です。
◆ 驚くべき子どもの情報収集力
今の子どもたちは、ゲームの攻略情報を当たり前のようにネットや動画で探しています。
「ここってどうやって知ったの?」
と聞くと、
「YouTubeで見た!」
「Wikiで調べた!」
「友達に聞いた!」
情報の集め方、活かし方が上手いことに驚きます。
親が同じゲームをやってみると、
「この子、意外とちゃんと調べているんだな」
「ただのゲームじゃなくて学びの場になってるな」と気づけます。
◆ 親子で同じゲームをやるとルール管理がラク
同じゲームを親もやっていると、時間や進行具合を把握しやすくなります。
「今日はこのステージまでにしよう」
「ボスを倒したらおしまい」
「時間が来たからセーブして続きはまた明日」
親が一方的に「やめなさい!」と言うより、
一緒に進めているからこそ納得感が出ます。
◆ 子どもに教わる姿勢を見せよう
親子関係の信頼を築くコツは、
小さなことでいいので「親が子どもに教わる時間」を作ることだと思います。
私の場合、ゲームがそれでしたが、
他にもパソコン、スマホ、アプリ、流行のSNSの使い方でもOKです。
「知らないから教えて」
「すごいな!やるじゃん!」
と、素直に褒めて、感謝する。
それだけで、子どもは自分の強みを認めてもらったと感じます。
◆ 親がゲームを一緒にする時のポイント
✅ ゲーム内容を確認して、年齢に合わないものは避ける
✅ 時間のルールは親子で決める
✅ 課金要素には注意する
✅ 親も「楽しむ」気持ちを忘れない
「ゲームは悪」と決めつけるのではなく、
「どう活かすか」を考えれば、子どもとの貴重な時間になります。
◆ 【まとめ】教わる側になる親であろう
結局のところ、親子関係で大事なのは「双方向」。
勉強や生活習慣では親が教える。
でも、趣味や遊びでは子どもから学ぶ。
こういうバランスが、信頼を築き、
子どもの「説明力」「思考力」「自己肯定感」を育てます。
「子どもが夢中になっている世界を知る」
「子どもに教えてもらう」
これだけで、親子の会話はぐっと増えて、
家庭がもっと楽しく、笑い声の絶えない場所になります。
【最後に】
ぜひ、今週末はお子さんの好きなゲームを一緒にプレイしてみてください。
「教わる時間」が親子関係をもっと深めてくれるはずです。
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