■小学生中学年から始まった「ごはんクイズ」
わが家の食卓には、ちょっと変わった習慣があります。
それは「ごはんを食べながらの調味料クイズ」。
始まったのは子どもが小学生の中学年ごろ。
味覚がしっかりしてきて、味の違いに敏感になり、
料理を食べているときに
「これ、何が入ってるんだろう?」
と言い出したのがきっかけです。
■お母さんと子どもの真剣勝負
我が家ではお母さんが主にご飯を作ってくれます。
だから子どもは「調味料当て探偵」になって、
お母さんの味付けを当てるゲームがスタート!
「醤油でしょ?砂糖?みりんもかな?」
「これは白だし使った?」
当たるととても得意げにしています。
間違えても大丈夫。
「味を感じて考える」ことが大切です。
■成分表示クイズに発展
味当てに慣れてくると、今度は調味料の裏ラベルに興味が移りました。
ソースやドレッシングの裏側を見ては、
「一番多い材料は何だと思う?」
「お酢?油?砂糖?」
そんなクイズを家族に出してきます。
「じゃあこれのカロリーは?100mlで200kcalなら、大さじ1は?」
とカロリー計算クイズも飛び出します。
■自然と「割合」「濃度」に強くなる
こんなふうに遊んでいるだけで、
算数で苦手になりがちな「割合」や「濃度」が
自然と身につきます。
「塩分濃度」「糖度」「油分」など、
普段のご飯で気にするだけでも
理科や算数の基礎に触れていることになります。
■理科の知識もどんどん広がる
「この調味料は発酵食品だよ」
「どうして酢は酸っぱいの?」
「醤油ってどう作るの?」
話題が広がると、大人でもわからないことが出てきます。
そんな時は一緒にスマホで検索。
「調べる時間」も、立派な学びの時間です。
■親も負けていられない!
最近は子どものクイズの出題が鋭くて、
お父さんも負けていられません。
「これは…ごま油ちょっと入れてない?」
「そんなの入ってねー!」
お父さんは味音痴なので負けてしまいます。おいしければ何でもOK。
思わぬところで大人の味覚力も試されます(笑)。
■机に向かうだけが学びじゃない
この習慣の良いところは、
「勉強しなさい」と言わなくても
自然と理科・算数の基本に触れられること。
教科書だけでは得られない
“考える力”がつくのを実感します。
■成分表は国語の教科書にもなる
成分表示はカタカナだらけで漢字も多い。
「酸化防止剤」「カラメル色素」「ブドウ糖」など、
大人でも??となる言葉がたくさんあります。
「これ何?」
「何のために入ってるの?」
調べる習慣がつくと、
言葉を調べる力も一緒に身につきます。
■味覚と数字の両方を育てる
ちょっとした味の違いに気付けるのは
五感をしっかり使っている証拠。
さらに成分表示を見て数字に触れ、
「このサイズなら何kcal?」
「何%くらい入ってる?」
と数字をいじっていると、
中学の濃度計算や割合の基礎力が違います。
■きっかけは「ちょっとした興味」から
わが家でも最初からこんなに盛り上がっていたわけではありません。
きっかけは、小学生中学年で味覚が育ってきてから。
子どもの「これ何入ってる?」に
「正解を教えて終わり」にしないで
「じゃあクイズにしよう」としただけ。
この小さなやり取りが
何よりも大きな学びの種になっています。
■親の関わりは“ルール作り”だけ
親が難しく考える必要はありません。
味を当てる → 成分表を見る → 数字を読む。
「なんで?」「どうして?」に一緒に答えて、
知らないことは一緒に調べる。
それだけで、
机の上だけでは学べない大事な感覚が育ちます。
■まとめ|おいしいご飯で学ぶ知識
子どもが食卓でクイズを出すようになったら、
それは学びのチャンス。
「なんでこの味なのか」
「この調味料って何でできてるのか」
「どれくらい入ってるのか」
おいしいご飯で、理科・算数の知識が広がる。
「今日の味付け、何が入ってるかな?」
この一言から始まる調味料クイズ、
ぜひ今日のごはんから試してみてください。
おいしく楽しく、学びをプラスできる食卓、
おすすめです!
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