「それはまだ子どもには早い」は本当?
子育てをしていると、よくこんな言葉を耳にします。
「子どもにはまだ難しすぎるよ」
「その話は大人になってからでいい」
「今は知らなくても大丈夫」
たしかに、すべてをそのまま伝えるのは難しいこともあります。
でも僕は、「知らなくてもいい」ではなく、「どうすればわかるように伝えられるか」を考えるのが、大人の役目だと思っています。
子どもには「知る権利」がある
子どもだからといって、何もわかっていないわけではありません。
むしろ、小さなころから「なんで?」「どうして?」と疑問を持ち、知ろうとする力は大人以上かもしれません。
そんな子どもに対して「まだわからないから」と遮ってしまうのは、ちょっともったいない。
子どもにも知る権利があります。
だからこそ、僕はできる限り、真実を子どもにも伝わる言葉でかみ砕いて話すようにしています。
わからないことは「一緒に調べる」
とはいえ、僕だって万能ではありません。
息子に聞かれて答えに詰まることなんて日常茶飯事です。
「どうしてお金があるの?」
「地球はなんで丸いの?」
「AIって生きてるの?」
正直、即答できるわけがありません(笑)。
でも、そんなときこそ大切にしているのが、
**「じゃあ一緒に調べてみようか」**というスタンスです。
本を読む、スマホで検索する、動画を見てみる。
大人が「知らないことを学ぶ姿」を見せることで、子どもは学び方そのものを自然と体験します。
これは「家庭教育」の中で、最も大事な瞬間のひとつだと僕は思っています。
子ども扱いしない育児=信頼すること
「子ども扱いしない育児」とは、決して厳しく接するとか、大人扱いするという意味ではありません。
子どもを“わかる存在”として信頼すること。
そして、
- 難しい話でも、伝え方を工夫すればちゃんと届くと信じる
- わからないことをごまかさず、対話で一緒に考える
- 教え込むのではなく、子ども自身の考える力を育てる
こういった姿勢が、子どもとの信頼関係や、将来の「考える力」の土台になると感じています。
家庭教育の本質は「一緒に学ぶこと」
教育というと、「教える側」と「教えられる側」があるように思いがちですが、家庭での学びはもっとフラットでいいと思います。
子どもが「なんで?」と聞いたとき、
大人が「うーん、知らないな。でも面白いね、一緒に調べよっか」と言える。
その瞬間から、親子の共同探求が始まります。
知識よりも、「知ろうとする姿勢」を一緒に経験できること。
それが、家庭教育におけるいちばんの価値だと僕は思っています。
まとめ:伝える力は、親の学ぶ姿勢から育つ
「子どもだから知らなくていい」ではなく、
「子どもにこそ、本当のことをわかりやすく伝える」。
そして、
「大人もわからないことがある。それを一緒に調べる」。
この繰り返しが、
子どもの「考える力」や「伝える力」、そして「学ぶ力」を育てていくと思っています。
僕自身、まだまだ模索中ですが、
これからも子どもと一緒に、“わからない”を楽しみながら生きていきたいと思います。
このブログについて
このブログでは、赤ちゃん期から中学受験を見据えた家庭教育まで、父親目線での知育・学びの工夫を綴っています。
子育ては、毎日が発見と問いの連続。
親としての正解はないけれど、「一緒に考える姿勢」を忘れずに過ごしていきたい。
そんな想いで、これからも書き続けていきます。
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