■ 図書館通いはわが家の「当たり前」だった
わが家では、子どもがまだ幼稚園に入る前から図書館に通っていました。
初めは「家にある絵本だけでは足りない」「もっといろんなジャンルの本に触れさせたい」という気持ちからのスタートでしたが、気がつけば月1〜2回の図書館通いは、家族の“当たり前の習慣”に。
こうした生活を続けたことで、子どもは自然と読書好きに育ちましたし、親自身も趣味や学びの本を通してリフレッシュ&知的好奇心を刺激されるようになりました。
■ 小さい子どもとの図書館通いは、むしろ楽しい!
小さい子を連れての図書館通いは「大変そう」と思われがちですが、実際はまったくそんなことはありませんでした。
うちの子は図書館に入るとすぐに絵本コーナーに向かい、ベンチに座って静かに本を読み始めます。
何冊も絵本を手に取ってはページをめくり、読み聞かせがなくても一人で夢中になっていました。
好きな場所で、好きなだけ本に没頭できる空間。図書館は、子どもにとっても最高の居場所だったのです。
■ 家族みんなが“自分の読書”を楽しむ時間に
図書館は、子どものためだけの場所ではありません。
わが家では、家族全員がそれぞれの本を探して楽しむスタイルが定着していました。
- お母さん:裁縫、ガーデニング、料理など趣味関連の実用書
- 私(父親):自己啓発本、パソコン関連、ビジネス書など
- 子ども:絵本、シリーズもの、なぞとき・迷路本、科学読み物など
それぞれが夢中になって本を選ぶ姿が自然と生まれたことで、「図書館=家族で楽しむ場所」となり、読書が特別なものではなく、ごく日常の習慣になっていきました。
■ 幼児期~低学年は読み聞かせが中心
幼児期や小学校低学年の頃までは、親が選んだ本を読み聞かせるスタイルが主でした。
よく借りたのは:
- 『ぐりとぐら』
- 『おしいれのぼうけん』
- 『しろくまちゃんのほっとけーき』
- 昔話や民話、絵がきれいな絵本 など
毎晩の読み聞かせは、親子の大切な時間であり、言葉への感覚や集中力のベースがしっかり育ったと感じています。
■ 好きなシリーズに夢中になった中学年前後
小学校中学年ごろからは、子ども自身が本を選ぶようになり、好きなシリーズにどっぷりハマる読書スタイルへと進化しました。
● ミッケ!シリーズ
探し絵ブックで、何度読んでも飽きない。図書館の蔵書をすべて読破しました。
● 香川元太郎さんの迷路絵本
『時の迷路』シリーズは、迷路+ストーリーで大冒険気分。繰り返し読む楽しさがありました。
● 銭天堂シリーズ
少しブラックな展開もあり、物語への関心を一気に引き上げてくれたシリーズ。あまりの人気に、後半は購入して読みました。
● 科学探偵 謎野真実シリーズ
理科の知識と謎解き要素がミックスされた読みごたえのあるシリーズ。こちらも最終的には全巻購入に。
■ 東大ナゾトレで“考える力”も育った!
活字の物語だけでなく、考える系の本にもハマった時期があります。
中でも親子で夢中になったのが、『東大ナゾトレ』シリーズ。
テレビで話題になった東大生による本格謎解き本で、大人でも一筋縄ではいかない問題が多数。
子どもと一緒に頭をひねって、「ひらめいた!」「これはムズい!」と盛り上がりながら読んでいました。
ただの遊びではなく、
- 発想力
- 柔軟な思考
- 推理力や論理的思考
などが自然と鍛えられていくので、「楽しくて学びがある」最強ジャンルだったと思います。
■ 中学年以降は塾が忙しくなり、図書館通いは一段落
小学校中学年を過ぎると、塾通いが本格化。
どうしても図書館に行く時間は取りづらくなり、家族での月1〜2回の図書館通いは少しずつ減っていきました。
でもそれまでの習慣があったおかげで、子どもは今でも自主的に読書を続けています。
特に理科・社会・推理系の本が好きになったのは、図書館で多ジャンルの本を読み漁ってきた経験の賜物だと感じています。
■ まとめ:図書館は“家族の学びの原点”
今振り返っても、図書館は子どもだけでなく、家族全体の知的好奇心を育ててくれた場所だったと思います。
- 小さい頃から自然と読書習慣が身につく
- 家族で一緒に本を楽しむ時間が持てる
- 子ども自身が“好きなジャンル”を見つけられる
- 読書を通じて、思考力や集中力が育つ
「読書好きな子に育てたい」と思っている方には、月1回からの図書館通いを心からおすすめします。
図書館は無料で最高の教育を提供してくれる、最強の学びの場。
家族の時間も豊かにしてくれます。わが家のように、子どもが本好きになり、思考力も身につく…そんな“いい循環”が生まれるかもしれません。
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