【タイマーのすすめ】ゲームもテレビもOK!時間管理力は“ルールと信頼”で育てる

小学生低学年(1~3年生)

■ ゲーム・テレビ・漫画、うちは全部OKです

「子どもにゲームは何分まで?」「テレビは1日1時間に制限していますか?」
子育てをしていると、こういった質問をよく見かけます。

我が家の場合、ゲームもテレビも漫画も基本的には自由にOKにしています。

「このコンテンツはダメ」と決めるよりも、何をどう使うか、どう付き合うかに重きを置いています。

もちろん、のめり込みすぎる心配はあります。
でも、もっと大切にしていることが一つあります。

それが――「タイマーを使った時間管理」です。


■ 我が家にある唯一の“ルール”――それが「タイマー」

子どもが幼い頃から、我が家では次のルールを守ってきました。

◎ 1. 遊び始める前に「タイマーをセット」

どんなエンタメ(ゲーム・テレビ・漫画など)でも、
まず「どれくらいの時間遊ぶか」を自分で決めて、タイマーをセットしてからスタートします。

これは親が勝手に設定するのではなく、子どもと相談して決めます
「今日は長めにやりたい」と交渉されれば、内容次第でOKすることもあります。

例えば:

  • 「今日はこのゲームのレベルが長いから、60分でいい?」
  • 「この映画見終わるまで観たいから90分」
  • 「休憩時間にYouTube30分」

という感じで、ある程度の自由度は保ちつつ、主導権は子どもに持たせています


■ ◎ 2. 決めた時間は“絶対に守る”

そして最も大事なのはこのルールです。

「決めた時間には文句を言わない」
「タイマーが鳴ったら、どんなに盛り上がっていても一度中止」

これを、幼児期から一貫して徹底してきました。

最初はもちろん、「えー!あと少しだったのに!」「ちょうどいいところなのに!」という文句もありました。

でも、それを何度も経験することで、
子どもは“時間には終わりがある”ということを身をもって理解していきます。


■ 「なら最初から長めにしよう」と考えるように

最近では、子どももだいぶ慣れてきて、こんなやりとりが増えてきました。

「これ、たぶん40分じゃ終わらないから、最初から60分にしとく」
「最後にボス戦があるから、90分にするけどいい?」
「今日は途中で切れない映画だから、2時間いる」

つまり、“やっていることに必要な時間”を見積もって、先に交渉するようになってきたんです。

これは、単に時間を守るだけでなく、
「時間を逆算して考える力」や、「事前に自分の行動を設計する力」にもつながっています。


■ もちろん例外もある。でもその時こそ信頼関係

タイマー管理を徹底しているとはいえ、たまには“例外”もあります。

  • 家族で映画を見ていたら延長した
  • ゲームのセーブポイントまで進めたくて5分だけオマケ
  • 雨で外遊びできず、ちょっと多めに時間をとった

でも、こうした例外のときも、「今だけ特別ね」と必ず理由を言って延長します。

日頃からルールが守られているからこそ、
例外の対応も信頼ベースで納得しやすくなります。


■ 勉強にも活用!50分+15分のリズム

タイマーは遊びだけでなく、勉強にも活用しています。

我が家では「集中時間は50分、休憩15分」というリズムが基本。
このペースで勉強を進め、休憩中は自由に過ごしてOKにしています。

ポイントは:

  • 休憩時間の内容には口を出さない
  • 勉強の直後にエンタメでも気にしない
  • 一貫して「50分がんばったら15分休める」を守る

これを続けていると、子どもは「集中と息抜きのバランス感覚」を自然に身につけます。


■ 子どもが“時間”を自分で管理できるようになる

このように、タイマーを使って生活することで、
子どもは自然と次のような力を育てていきます:

  • 時間の使い方を“意識する力”
  • 自分で決めたことを守る“責任感”
  • 内容に応じて時間配分を工夫する“計画力”
  • 時間に終わりがあることを知る“切り替え力”

これらは、単なるしつけではなく、「生きる力」や「自律力」に直結する大切な力です。


■ まとめ:ルールより“仕組み”で育てる

タイマーというツールを使うだけで、
子どもとの関係に大きな変化が生まれます。

  • 親が「ダメ!」と怒る必要が減る
  • 子どもが自分で納得して時間を管理する
  • 勉強も遊びも自律的に取り組めるようになる
  • ルールより“信頼とリズム”が生活のベースになる

我が家の方針は、「好きなことを制限せずに、仕組みで整える」。

タイマーはその最強の相棒です。

ぜひ、子育ての一つのヒントとして試してみてください。
「時間に強い子」になってくれるだけでなく、親子の信頼関係を育む最高の道具になるはずです。

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